2026-04-25・約5分で読めます

物販副業で経費にできるもの一覧|仕入れ・送料・梱包資材費まで

物販副業(せどり)の確定申告で「これ、経費にできるの?」と悩む方が大半です。経費計上を漏らすと、本来払わなくていい税金を払うことになります。本記事では、物販副業で経費にできる項目を、頻度の高い順に7カテゴリで整理しました。読み終わるころには、自分の支出のうちどれが経費か即座に判定でき、年末に慌てて領収書を探す状態から脱却できます。

経費にできるかの判定基準は「事業との関連性」

物販副業(せどり)の経費判定は、シンプルに**「事業のために使った費用かどうか」**で決まります。プライベートと混在する費用は、事業比率に応じた按分(あんぶん)で経費計上します。

判定 該当例
全額経費OK 仕入れ値・販売手数料・配送料・梱包資材費・専用ツール費
按分で経費OK 自宅家賃・電気代・通信費・スマホ代(事業使用比率分)
経費NG プライベートの食費・娯楽費・家族のための支出

経費を正確に集計するには、日々の支出記録が前提となります。利益計算の詳細は物販副業の利益計算式、確定申告の制度概要は国税庁・確定申告特集を参考にしてください。

カテゴリ1:直接的な販売コスト(最重要)

物販副業(せどり)で経費の大半を占めるのは、商品の仕入れ・販売に直接かかった費用です。

項目 経費科目 注意点
仕入れ値 売上原価 売れた商品分のみ当年の経費(在庫分は翌年以降)
販売手数料 支払手数料 メルカリ10% / ヤフオク8.8% / Amazon8〜15%
配送料 荷造運賃 出品者負担分のみ
梱包資材費 消耗品費 OPP袋・プチプチ・ダンボール・テープ等
振込手数料 支払手数料 PFから銀行への引出時

最重要なのは「仕入れ値は売れた分だけ経費」というルールです。年内に仕入れた商品が売れ残った場合、在庫として翌年に繰り越され、売れた年の経費になります。在庫管理の正確性が経費計算に直結する理由です。在庫管理の方法はせどりの在庫管理どうしてる?スマホで完結する整理術で扱っています。

カテゴリ2〜4:通信・交通・固定費系

事業に使った通信・交通費・固定費は、按分で経費計上できます。

通信費(按分対象)

スマホ代・自宅Wi-Fi代を事業使用比率で按分します。

経費例 月額目安 按分比率の例
スマホ通信費 ¥4,000〜8,000 30〜50%(出品作業・撮影使用分)
自宅Wi-Fi ¥4,000〜6,000 20〜40%(電脳せどり・PF管理分)

按分比率は「実際の事業使用時間」を根拠にします。例えばスマホを1日10時間使い、うち3時間が物販作業なら30%が一つの目安となります(実際の按分根拠は税理士または所轄税務署にご確認ください)。

交通費

仕入れのための移動費はすべて経費にできます。

  • 店舗せどりのガソリン代(ガソリンスタンド領収書)
  • 高速道路代・駐車場代
  • 電車・バスでの仕入れ移動費(IC履歴記録)

家賃・電気代(自宅作業の場合)

自宅で作業しているなら、家賃・電気代も按分で経費計上可能です。家全体の床面積のうち、作業スペース・在庫保管スペースが占める比率を按分根拠にします。

経費例 月額目安 按分比率の例
家賃 ¥80,000 10%(1部屋を在庫倉庫として使用)
電気代 ¥10,000 15%(撮影・PC作業使用分)

カテゴリ5〜7:ツール・撮影・税金系

物販副業(せどり)の運営に必要なソフトウェア・備品も経費にできます。

ソフトウェア・サービス費

  • 在庫管理ツール(月額980円〜)
  • 商品リサーチアプリ
  • 会計ソフト(freee・マネーフォワード等)
  • クラウドストレージ(写真保管用)

物販副業(せどり)の収益管理ツール選びの基準はせどりの売上管理アプリおすすめ|無料・有料の選び方で扱っています。

撮影・備品

  • 商品撮影用ライト・撮影ボックス
  • カメラ・三脚
  • 計量器(送料計算用)
  • 専用のPC・タブレット(按分または全額)

税金・保険

  • 個人事業税(事業税の納付額)
  • 自動車保険(事業使用按分)
  • 商工会議所の年会費(加入している場合)

事業拡大に伴う税金・保険は経費にできますが、所得税・住民税は経費にできない点だけ注意してください。確定申告のルール詳細はせどりの確定申告は20万円から?副業の所得税ルールを参考にしてください。

経費計上時の領収書ルール

確定申告で経費計上する場合、原則として領収書・レシートの保管が必要です。

  • 保管期間: 白色申告は5年・青色申告は7年(国税庁No.2070「青色申告制度」参照)
  • 形式: 紙でもデジタル(スマホ撮影 or 電子帳簿保存法対応PDF)でもOK
  • 記載必須項目: 日付・金額・支払先・内容
  • クレジットカード明細だけはNG: 必ず領収書・レシート原本も保管

スマホで領収書を撮影してクラウド保管しておくと、紙の山に埋もれるリスクが減ります。

まとめ

物販副業(せどり)の経費の要点は次の3つです。

  • 経費判定基準は 「事業との関連性」。プライベート混在は事業比率で按分
  • 仕入れ値は売れた分だけ 当年の経費(在庫分は翌年へ繰越)
  • 通信費・家賃・交通費まで按分計上できる項目を漏らさず記録する

物販副業(せどり)の経費は、毎日少額の支出が積み重なって年間20〜50万円規模になることもあります。これを漏らさず記録できれば、所得税・住民税の負担を軽くできます(※所得税率は5〜45%の累進課税のため、実際の節税効果は所得帯によって変動します)。日々の記録こそが、確定申告で損をしない近道です。

※本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別具体的な経費判定は税理士または所轄税務署にご相談ください。


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※2026年4月時点・税制の最新情報は国税庁公式サイトをご確認ください。具体的な経費判定は税理士へのご相談をおすすめします。

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