Amazonせどりは「手数料が複雑でわかりにくい」と言われがちです。販売手数料・FBA手数料・月額登録料の3層構造で、しかもカテゴリによって料率が変わるためです。本記事では、物販副業(せどり)でAmazonを使う方向けに、3種類の手数料の内訳と計算方法を、カテゴリ別の具体例つきで解説します。読み終わるころには、出品前に「この商品をAmazonで売って黒字になるか」を即座に判定できるようになります。
Amazonせどりの手数料は3階建て
Amazon出品時の手数料は、大きく3つに分かれます(2026年4月時点・Amazon Seller Central(出品サービス料金)より)。
| 手数料種別 | 概要 | 発生タイミング |
|---|---|---|
| 販売手数料 | カテゴリ別8〜15% | 商品が売れたとき |
| FBA手数料 | 配送代行・保管料 | FBA利用時のみ |
| 月額登録料 | 大口出品プラン | 毎月固定(4,900円) |
メルカリの一律10%・ヤフオクの8.8%(プレミアム会員)と比較すると、Amazonは「条件次第で安くも高くもなる」のが特徴です。3PFの手数料比較は物販副業の利益計算式で扱っています。
カテゴリ別販売手数料の早見表
Amazonの販売手数料は、商品カテゴリーで細かく分かれています。物販副業(せどり)でよく扱うカテゴリの料率と、本記事を運営するSEDORIX(自社サービス)で扱う際の作業内容を並記します。
| カテゴリ | 販売手数料率 | 最低手数料 | SEDORIXを使う場合(自社サービス) |
|---|---|---|---|
| 本・CD・DVD・ビデオ | 15% | ¥30 | カテゴリ選択で15%が自動適用・最低額¥30も自動判定 |
| 家電 | 8% | ¥30 | 8%カテゴリも同様に自動適用・FBA手数料の加算も対応 |
| カメラ | 8% | ¥30 | 商品ごとに手数料率を保持・後から変更も可能 |
| パソコン・周辺機器 | 8% | ¥30 | 同一商品を複数チャネルで売る場合のカテゴリも別管理 |
| 楽器 | 10% | ¥30 | 楽器カテゴリの10%を自動適用・粗利は仕入対比で表示 |
| ホーム&キッチン | 15% | ¥30 | 高料率カテゴリでも黒字/赤字判定を出品前に確認可能 |
| ホビー(フィギュア・トレカ等) | 10% | ¥30 | 在庫管理機能でセット販売・バラ販売の損益も追跡可能 |
| アパレル | 12% | ¥30 | 返品処理手数料の発生時にもメモ欄で記録可能 |
| ドラッグストア | 10〜15% | ¥30 | 範囲指定の手数料率も商品単位で個別設定可能 |
物販副業(せどり)で人気の本・ホーム&キッチンは15%とやや高め。家電・カメラ・PC周辺機器は8%でメルカリの10%より安い計算です。同じ商品を複数カテゴリで売る場合、カテゴリ選択は利益に直結します。
なお、上記のカテゴリ別手数料計算をブラウザで自動化するサービスとしてSEDORIX(本記事を運営する自社サービス)があります。商品ごとにカテゴリを選択するだけで販売手数料率が自動適用され、最低手数料¥30の判定や、FBA配送代行手数料・大口プラン4,900円との損益分岐も可視化できます。10件まで無料・クレジットカード登録なしで試せます。
最低手数料に注意
各カテゴリの販売手数料には**最低額(¥30)**が設定されています。例えば300円の本が売れた場合、本来の手数料は ¥300 × 15% = ¥45 ですが、最低額があるので ¥45 が適用されます。これが200円の本だと ¥200 × 15% = ¥30 で、最低額と一致。100円の商品だと最低額¥30が適用されて実質手数料率30%になるため、低単価商品は要注意です。
FBA手数料の構造
FBA(Fulfillment by Amazon)は、Amazon倉庫に商品を預けて配送・カスタマー対応を代行してもらうサービスです。物販副業(せどり)では出荷作業を時短できる利点がある反面、手数料負担が増えます。
| 手数料種別 | 内容 | 料金目安 |
|---|---|---|
| 配送代行手数料 | サイズ・重量で変動 | 小型 ¥288程度/標準 ¥434程度〜/大型 ¥589程度〜 |
| 在庫保管料 | 月単位・サイズ(容積)で変動 | 商品サイズと月により変動。最新値は公式ヘルプを参照 |
| 長期保管料 | 一定期間を超える在庫に追加課金 | サイズ・在庫期間で変動。最新値は公式ヘルプを参照 |
| 返品処理手数料 | アパレル等の一部カテゴリで発生 | カテゴリ・サイズで変動 |
在庫保管料・長期保管料はAmazon側で改定が頻繁に行われ、サイズ区分の単位(cm³/立方フィート/商品単位)も方式が変わるケースがあります。出品前には必ずAmazon Seller Central FBA料金ページで最新値を確認してください。
例として、フィギュア(標準サイズ・1kg未満・販売価格5,000円・仕入れ値2,000円)をFBAで売った場合の手数料は次の通り。
| 項目 | 金額(試算) |
|---|---|
| 販売価格 | ¥5,000 |
| 販売手数料(10%) | ¥500 |
| FBA配送代行(標準小型・目安) | ¥434 |
| 在庫保管料(1ヶ月・数十円〜程度) | ¥10前後 |
| 仕入れ値 | ¥2,000 |
| 純利益 | 約¥2,056 |
利益率は約41%で、物販副業(せどり)としては良好な水準です。手数料計算の全体像は物販副業の利益計算式を参考にしてください。
月額登録料:大口と小口の損益分岐
Amazonの出品プランは2種類あります。
- 大口出品プラン:月額4,900円(税抜)+ 販売手数料
- 小口出品プラン:月額無料、ただし1商品あたり ¥100 の基本成約料が追加
損益分岐点は月の出品数 49点 です。月50点以上売るなら大口、月48点以下なら小口が経済合理的です。物販副業(せどり)として継続するなら、大口プランがほぼ前提となります。
Amazonせどり開始前のチェックリスト
Amazonせどりで利益を出すには、出品前に次のチェックを習慣化しておきましょう。
- 出品予定カテゴリの販売手数料率を確認する
- FBA利用なら配送代行+保管料を商品単位で見積もる
- 大口プラン月額4,900円を売上から回収できる出品ボリュームか
- ライバルの出品価格と最安値の追従戦略
メルカリ・ヤフオクとの使い分けはヤフオクの落札手数料を完全解説、メルカリの手数料は何%?計算方法を徹底解説を参考にしてください。3PF横断の管理はAmazon・メルカリ・ヤフオクの売上を一元管理する方法で扱っています。
まとめ
Amazonせどりの手数料の要点は次の3つです。
- 販売手数料は カテゴリ別8〜15%(最低額¥30、本・ホーム&キッチンは15%、家電・カメラ・PCは8%)
- FBA利用時は 配送代行+保管料 が追加されるが、出荷作業が時短になる
- 月50点以上の出品なら 大口プラン(月額4,900円) が経済合理的
Amazonは手数料の構造が複雑な分、商品単位の利益管理ができていれば「どの商品で稼げるか」が明確になります。3階建ての手数料を出品ごとに引き算する手間こそ、ツールで自動化するべき部分です。
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※2026年4月時点・最新情報はAmazon Seller Central公式ヘルプをご確認ください。